竹製の棟木、廻縁、竿縁
21,錆竹棟木(さびだけむなぎ) 22,錆竹廻縁(さびだけまわりぶち) 23,錆竹平竿縁(さびだけひらさおぶち) 24,錆竹竿縁(さびだけさおぶち) 25,神代竿縁(じんだいさおぶち)
網代を取り付ける際につかう
棟木、竿縁、廻縁(竹製品)の種類
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こちらの竹製品は木材で作った芯材の表面に割った竹を貼ったもので、内装用の建築材料として使われています。 使用している竹は錆竹(さびだけ・サビダケ)別名胡麻竹(ごまだけ・ゴマダケ)という竹です。
竹は円筒形なのでそのままでは建築材料として施工しにくい場合が多いのですが、四角い芯材を使い、取り付け後に見える面(表面)のみに竹を貼る事で、貼らない面(裏面)は平らな芯材がそのままな残り、施工が容易になります。
また手間をかけて加工しそれぞれの用途にあう形状に仕上げていますので、そのままの竹とは違った美しさを感じることができます。
なお「神代竿縁」は竹貼製品ではありませんが、こちらに分類させて頂いています。
竹貼製品の特徴
太さが一定で使いやすい
竹は根元のほう(元(もと)といいます)が太く天に近い方(末(すえ)といいます)が細くなっています。また自然素材ならではの曲がりがあります。
竹貼製品は竹そのままではなく平らな形に加工して芯材に貼った物なので、太さが一定に近く、曲がりがなく、廻縁や竿縁などの長尺での使用方法に適しています。
錆竹そのままより綺麗です
錆竹の美しい胡麻模様は自然の恩恵によるものですが、それだけに竹一本全ての部分に均一に胡麻が入るわけではありません。
綺麗に胡麻が入っているように見えても反対側には入っていなかったり傷があったり、全体に綺麗に胡麻が入っていても竹が割れていたり…。
竹貼製品は竹を割って一部分を使いますので、胡麻模様の美しい部分を使うことができます。模様の入り方には個体差がありますが、 錆竹そのままよりも模様が綺麗に入ります。