製品情報>網代合板>種類(材料・樹種別)>杉(白、源平)
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樹木の丸太の断面を見ると、樹皮に近い外周側と、樹芯を含む中心側で色が異なっていることが見てとれます。 外周側は「辺材」といい、色は白っぽいか淡い色をしています。 中心側は「心材」といい、着色していて色は樹種によって異なります。杉は赤っぽく、椹はオレンジがかった黄色っぽく、ウォルナットはこげ茶色っぽいです。
杉は心材辺材の色の違いがはっきりとしています。心材は赤っぽいことが多く辺材は白っぽいため、杉の心材を「赤身」、杉の辺材を「白太」と呼びます。
杉以外の樹種でも赤身・白太の言葉を使いますが、赤・白の色味とは違いますし、心材と辺材の色の違いが杉ほどはっきりとしておらずぼんやりと分かれている樹種も多いので、 杉の場合に心材と辺材を区別して呼ぶ傾向にあります。
「杉の赤身」や「杉赤」というと「杉の心材」を指し、「赤い色の杉材」という意味合いではありません。
弊社の杉白網代は、白太(=辺材)部分のみを材料に使用した網代です。白太は赤身(=心材)と比べると採れる量が少なく貴重な材料です。
色は淡い黄色みを帯びた白や白で、通常の杉柾網代と見比べるとその白さがよくわかります。
「天井以外の内装が白いので天井も白がいい」と白い網代を探していらっしゃる方に好評の製品です。
※杉白網代に使用する材料の厚みは、最も薄い0.2mmの一種類です。 使用箇所によっては適しておりませんのでご確認の上でご採用をお願い致します。
杉材で、一つの材のなかに赤身(=心材)と白太(=辺材)の両方が含まれているものを源平といいます。全ての樹木に赤身部分と白太部分があるので 杉以外の樹種でも源平はあるのですが、源平という言葉は杉材で使う事が多いです。
源平の語源は、白旗と赤旗を揚げて戦った源平合戦に由来すると言われており、赤(赤身=心材)と白(白太=辺材)の色味を持つ杉材を例えたものだと思われます。
弊社の網代に使う源平材は、網代に編む材料の一本いっぽんを、赤身と白太の境目部分をねらって取ります。
そのため源平材は赤身材と比べると採れる量が少なく、採るのも難しい貴重な材料です。
編みあがった網代は紅白を思わせる色味で、華やかな網代です。
※杉源平網代に使用する材料の厚みは、最も薄い0.2mmの一種類です。 使用箇所によっては適しておりませんのでご確認の上でご採用をお願い致します。