和風内装建材、自然ボード
「天津葭萩入ベニヤ」を天井に使用
自然ボードとは、建築内装材として「天然ボード」「葭ボード」「プランツボード」とも呼ばれている物で、 葭や萩などの自然素材を材料に使い、ベニヤ板(普通合板)の表面にすだれや網代を編んだ板状の製品です。
内装に使用することを想定して作られています。
和風・和のイメージや、南国風・バリ風・リゾート風のイメージで採用される事が多いです。
自然ボードの特徴
すだれ:天津葭ベニヤ
網代:茶葭網代
天然素材を手作業で編んだものです。
自然の風合いを大切に素材の持ち味を生かして仕上げており、素朴で温かみのある表情です。
見た目で分けると、網代に編んだものと、すだれに編んだ物があります。
自然ボードと網代合板
木材を材料に使った網代合板に対し、草を材料に使った自然ボードは素朴な見た目のものが多い。
製品の表面が網代合板より固いものが多く、建具や壁面等の手や物が触れる箇所で採用しやすい物が多い。
網代合板
使用素材・・・木材(杉、黒部、椹など)
素材の加工形状・・・突板(木材を平たくスライスしたもの)、へぎ板(木材を手作業で薄く裂いたもの)
特注対応(オーダーメイド)・・・可能な場合が多い(弊社で一から制作するため)
自然ボード
使用素材・・・草類(葭、萩など)
素材の加工形状・・・枝のような素材を丸のまま使う、割って使う
特注対応(オーダーメイド)・・・不可能な場合が多い(輸入品が多いため。※仕上げは国内。)
自然ボードの使用場所、用途
一般住宅や、宿泊、商業施設などの内装に使用されます。使用部位には、天井や壁面、建具の全体や一部分が挙げられます。 軒天井や、家具などに使用されることもあります。
伝統的な日本建築において和室や茶室で使用するほか、南国風やリゾート風のイメージで店舗やホテル、一般住宅での採用があります。
和室(和風)の天井
天井:極細葭網代
自然ボードの最も代表的な使用部位は天井です。
壁面、建具
建具-起立式水屋:茶葭網代
壁面や建具に使用します。全面に使用したり、腰の高さより下の部分のみに「腰壁」として使用します。
壁面-玄関ニッチ:丸蒲芯ベニヤ糸通し