杉皮とは、杉の木の樹皮（杉の幹の皮の部分）のこと。

杉の樹皮を材料に使った杉皮の網代は、艶のある深い茶色が特徴。天井に使用されるほか、厚く丈夫な材料である事をいかし、建具のように手や物が触れる箇所に使用する事も多いです。
元々は外気にさらされていた杉の樹皮部分を使用しているため、軒天や門など、網代を外部に使いたい場合にもおすすめの材料です。
日本三大庭園の一つ、水戸市偕楽園の塗縁広間の天井に使われているのも杉皮の矢羽根網代です。